■ はにぃぽっと黒髪少女隊えくすて!

 
 
緒図薫

女子だけが入学できるはずの逢諒学園にあやまって(?)入学してしまった主人公。
その秘密がばれないよう「黒髪少女隊」と呼ばれる学園のアイドルたちに守られて寮生活を送る。実は変成男子の術によって生まれ変わった学園にとって重要かつ特別な存在。
 
妹背撫子

何かにつけて薫に絡む一つ年下の少女。これでも黒髪少女隊の一員で、「まつろわぬ者」と呼ばれる魔族と戦うことを宿命づけられた運命の巫女。「蛟(みずち)」という精霊を呼び出して使役させることができる。

 
天津袖紫苑

黒髪少女隊で「護身刀」と呼ばれ、「まつろわぬ者」を斬る神刀を扱うことができる天才剣士。天津袖流の「落葉一閃」や神技「神楽五神舞」といった奥義を若年で修めた希有な人物として一部で名が知れ渡っている。だがその本質は「まつろわぬ者」に体を奪われた巫女を浄化(絶命)するという宿命を背負っている。過去に情によって撫子を浄化できなかったことが心に様々な傷を残した。凛とした風貌と雰囲気から学園最高のアイドル。いくつものファンクラブが存在しているという。

 
中御門雅

いまや大財閥となった中御門グループ総帥の庶子。いにしえの昔から一族に、「人型(ひとがた、からくり人形のようなもの)」を操る技を持ち、黒髪少女隊の中で「傀儡舞」と呼ばれている。本人いわく中御門家は「メイドの名家(?)」らしく、普段からメイドの格好をして薫の身の回りの世話をするが、それらは自らが製作した様々なアイテムを薫の体で実験するための口実だということに気づかれ警戒されてしまい、思うように実験できずにいる。「人型」を操ることが起因しているのか、特にロボット工学に関連する技術開発は天才の領域すら越えており、とりわけ現在開発中の中御門百二十式支援型外骨格、通称「スゴ」シリーズは中御門インダストリアル株式会社にて商品化が進んでいる。

 
雲根菖蒲

黒髪少女隊のリーダー「御小姓様」と呼ばれ、華麗で奥ゆかしく、かつ女子生徒から尊敬と憧れの眼差しを向けられる学園の華。
しかしその実、天然ボケなのか本気なのか良くわからない少しズレたセンスと思考と味覚(これが一番問題)を持つ困った人物。特に極度の味覚オンチだということは黒髪少女隊のトップシークレットのようだ。
「気念」という自らのオーラを高める技を持ち、それをある目的から薫に伝授する。
どうやら彼女には他の隊員たちにも明かしていないことがあるようで、学園長の催馬楽と秘密を共有しているようだが……。

 
三瀬院蘭子

逢諒学園の生徒会にあたる「紅牡丹会」の華麗なる会長にして菖蒲の生涯のライバルを自認する金髪縦ロールの美少女。黒髪少女隊の一人「律掌」であることは学園の生徒には秘密にされている。(知っている生徒はほとんど卒業してしまっている)
高飛車に見えるが本当はちょっとシャイで寂しがり屋で、ずっと逢諒学園(女子高)に通っていたこともあり男性恐怖症。
優しさに触れたことで薫に惚れてしまうも、男性だということを知って茫然自失となる。

 
久世愛歌

薫が初めて友達になったクラスメイト。
無口で地味、さらに身分が低い「下家」の出身ということもあってクラスでも浮いた存在になっていたが他のクラスメイトともめたことをきっかけに薫と親友になる。ただマイナス思考が強く、内向的な性格であることが後に学園を巻き込んだ大事件に発展する。
過去の歴史において裏切り者として名前を抹消された黒髪少女隊「嘉躍」の末裔で、強力な「まつろわぬ者」の一人、眞女兒によって体を乗っ取られてしまう。

 
催馬楽

薫を逢諒学園に招いた張本人で学園長。
黒髪少女隊の面々に薫の面倒を見るように指示したのは彼女だが、菖蒲となにやら企んでいた節がある。
黒髪少女隊の面々も一目を置く存在だが、実は黒髪少女隊の宿敵「まつろわぬ者」の一人で、「赤吸」と呼ばれた強力な魔族。
自由を奪う結界を打ち破った彼女は、主であった菖蒲も裏切り学園を去るが、覚醒後の久世愛歌に接触するなど不穏な動きを見せつつある。

 
 
最終更新日 07/02/23